第2回「立地戦略」、第3回「時間戦略」で「場所」と「時間」を確保した。4月のジム入会に向けて、君のやる気は今、最高潮に達しているはずだ。
だが、ここで多くの初心者が致命的なミスをする。
モチベーションに任せて、Amazonやスポーツショップで高価なウェアや大量のサプリメントを「爆買い」してしまうことだ。
断言する。入会前の初期投資は、確実に君の首を絞める。
今回は、4月からのジム通いを失敗させないための「最小限の装備(ギア)」について解説する。
- 入会前に「買ってはいけないもの」が明確になる。
- ウェアやサプリにかける無駄な出費(初期投資)を抑えられる。
- ジム通いの継続率を劇的に上げる「靴選び」の正解がわかる。
① 初心者が「サンクコスト」を作ってはいけない理由
「高いウェアを買えば、もったいないからジムに通うはずだ」
そう考えるビジネスマンは多い。だが、この考え方は100%失敗する。
ビジネス用語でサンクコスト(埋没費用)という言葉がある。
「すでに払ってしまって、二度と戻ってこないお金」のことだ。
ジム通いにおいて、このサンクコストは「呪い」に変わる。
仕事が忙しくてジムに行けなかった日を想像してほしい。
お金をかけていなければ「今日は仕方ない。明日行こう」と切り替えられる。
しかし、高いウェアや靴を買っていると、
「あんなにお金をかけたのに、今日も行けなかった……」という強い罪悪感に襲われるんだ。
この罪悪感が積み重なると、
人間は「ジムの存在そのもの」を見たくなくなり、
結果的に完全な挫折(退会)へと繋がってしまう。
だからこそ、最初は「いつでも辞められる」くらいの身軽な状態で始めるのが正解だ。
② ウェアは「家にあるTシャツ」で十分だ
ジムで何を着るか悩む必要はない。
結論から言うと、家にある適当なTシャツと、動きやすい短パンで十分だ。
「周りのマッチョはお洒落なウェアを着ているのでは?」と
不安になるかもしれないが、誰も君の服装など見ていない。
高いブランドロゴが入ったシャツを着ても、筋肉はつかないからだ。
もし運動着が全くないなら、
ユニクロやGU、あるいはAmazonで一番安い速乾シャツを1〜2着だけ買えばいい。
ウェアへの投資は、そこが上限だ。
③ 唯一こだわるべき装備は「足元(靴)」である
ウェアにお金をかける必要はないが、
唯一、お金を出して買うべきアイテムがある。それが「トレーニングシューズ」だ。
会社帰りのサラリーマンにとって、一番の敵は「荷物の重さと大きさ」だ。
分厚くて重いランニングシューズを毎日ビジネスバッグに入れて持ち歩くのは、ものすごく面倒くさい。
その面倒くささが「今日は荷物が重いからジムは休もう」という言い訳を生む。
選ぶべきは、薄くて軽く、バッグの隙間に丸めて収納できる「ベアフットシューズ(裸足感覚の靴)」一択だ。
【ジム靴】そのナイキでスクワットするな。3000円の「SAGUARO」が初心者最強である理由
④ サプリメントの購入は「1ヶ月後」でいい
最後にサプリメントだ。
プロテインやBCAAなど、ネットには様々な情報が溢れているが、入会前の君には一切不要だ。
初心者が最初からサプリを揃えるのは、基礎工事が終わっていない土地に豪華な家具を運び込むようなものだ。
まずは「週に3回、ジムの空間に行く」という基礎を固めることが最優先だ。
サプリメントを買うのは、ジム通いが1ヶ月続いてからで全く遅くない。
今日のタスクは簡単だ。
家にある適当なTシャツと短パン、そして薄い靴をバッグに詰めろ。
これで物理的な準備は完了だ。
明日はいよいよ、ジムの契約に関する最終防衛線、
「第5回:オプションの罠。4月入会キャンペーンで選ぶべき唯一のプラン」について解説する。
無駄な月会費を払う前に、必ず読んでくれ。
「形から入る」のは、継続できてから自分へのご褒美にするのが、モチベーションを長期安定させるコツだぞ。


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